意外と知らない!乳がんについて

乳がんは悪性腫瘍だが早期発見で生存率9割以上

乳がんは、乳房の中にある乳汁を分泌する器官(乳管や小葉)に発生する悪性腫瘍です。乳がんの約9割は乳管に発生し「乳管がん」と呼ばれます。
乳がんであるにも関わらず、乳房の変化に気付かずに放置していると、がん細胞は増殖していき、乳房の外にまで広がります。そして、リンパや血液の流れに乗って肺や肝臓、骨などの離れた臓器にまで及んでしまう怖い病気なのです。
また、日本では乳がんの死亡率・罹患率ともに右肩上がりが続いています。今や乳がんは、日本の女性が最もかかりやすいがんであり、30代に入ると、子宮がんよりも乳がんの方が何倍も確率が高くなるのです。
乳がん増加の背景にあるのは、日本人のライフスタイルや食生活の欧米化だろうといわれています。
乳がんは女性ホルモンと密接に関係している病気です。最近の非婚傾向や高齢出産などのライフスタイルの変化は、乳がんの統計にも影響を与えているはずです。また、食事、とくに動物性たんぱく質の摂りすぎは、乳がんだけでなくいろいろな病気で指摘されています。
ライフスタイルは2年や3年では大きく変わらないでしょう。今後10~15年間、日本の乳がんは増え続けるのではないかと予測されています。
しかし、乳がんは自己検診など、自分で発見できる数少ないガンで、早期発見すると生存率は9割以上と言われています。乳がんについて意識を高め、早期に発見することがとても重要なのです。

年齢別乳がん罹患率
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女性のがんによる死亡原因の1位は乳がん

日本人女性の約16人に1人が乳がんになると言われています。毎年、5万人が乳がんにかかると推定され、2008年には1万2千人の方が命を失っています。亡くなる方はここ50年間で7倍にも増えています。
女性では大腸がんや肺がんで亡くなる方が多いのですが、30歳~64歳では乳がんが死亡原因の第1位となっています。20代でかかる方は少ないのが現状ですが、若い時から関心を持つことが大切です。

女性のがん部位別死亡数の年度別経緯と乳がんの年度別死亡者数
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